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日韓コラム Vol.15 韓国では笑えるけど日本では違う?気を付けなくては困ってしまう、日韓結婚文化の違い

執筆者の写真: 日韓MC
日韓MC
8月9日
読了時間: 6分

更新日:9月2日


アンニョンハセヨ。

日韓バイリンガルMC、ユンです。


日本と韓国はとても近い国。

食事や生活習慣など似ているところも多く、「結婚式もそんなに変わらないのでは?」と思われるかもしれません。


ところが、実際に日韓結婚式を見てみると、

「えっ、それ韓国では普通なの?」

「日本ではそうするんだ!」

と思うような違いがたくさんあります。


韓国では何の問題もなく、むしろ笑って済ませられることが、日本の結婚式では「どうしよう!」となってしまうことも。


もちろん、どちらが正しいという話ではありません。

大切なのは、お互いの結婚文化を少しだけ知っておくこと。


今回は、日本で結婚式を挙げる日韓カップルにぜひ知っておいていただきたい、「似ているようで違う」日韓結婚文化をご紹介します。



① 韓国では普段着でもOK?日本では少しフォーマルに


韓国の結婚式では、日本と比べるとゲストの服装は比較的自由です。


男性ならシャツやジャケット、女性もきれいめな普段着など、「ちょっとおしゃれをして出かける」くらいの服装で参列される方も珍しくありません。


一方、日本では結婚式をフォーマルな場として考えるため、男性はスーツ、女性はパーティードレスやワンピースなどを選ぶのが一般的です。


そのため韓国からいらっしゃるゲストには、

「日本の結婚式は、韓国より少しフォーマルな服装がおすすめですよ」

と事前に伝えておくと安心です。


当日になって周りの服装を見て「私だけ衣装が浮いていた!」と慌てずに済みます。



② 韓国では結婚式を「1日に2〜3件はしご」することも!


これは日本の方には、かなり驚かれる文化かもしれません。


韓国では結婚式シーズンになると、一日に2件、場合によっては3件の結婚式へ出席する方もいます。


例えば、

「11時は友人の結婚式、13時は会社の同僚、夕方は大学後輩の結婚式!」

なんていう日も。


韓国の結婚式は、新郎新婦の友人だけでなく、親御様の友人や仕事関係者、遠い親戚まで幅広く招待されます。


また、挙式と食事の時間が比較的コンパクトなので、挙式を見届け、食事をして、新郎新婦や親御様へ挨拶をしたら次の結婚式へ――ということも可能なのです。


ところが、日本の披露宴は約2時間30分。

挙式から参加すれば、結婚式場で過ごす時間はさらに長くなります。


韓国の感覚で、

「食事も終わったし、そろそろ帰ろうかな!」

と席を立ったら、これから新婦のお手紙や記念品贈呈が始まるところだった……なんてことも。


日本の披露宴では、基本的にお開きまで一緒に過ごすことを韓国ゲストへ伝えておくと安心です。


短い時間でも直接足を運び、たくさんの人を祝う韓国。

大切なゲストと一つの時間をゆっくり共有する日本。


時間の過ごし方にも、それぞれの結婚文化が表れています。



③ 韓国では歓声も大歓迎!日本では「静かに見守る」時間も


韓国の挙式は、とてもにぎやかです。


友人による祝歌が始まれば手拍子をしたり、新郎新婦がダンスをすれば歓声が上がったり。


面白い場面では会場から笑い声が聞こえることもあります。

「みんなで盛り上げて、二人を祝福しよう!」

という雰囲気があります。


一方、日本の挙式では、誓いの言葉や指輪交換などを静かに見守る場面も多く、厳かな空気を大切にします。


もちろん、披露宴では韓国ゲストの明るいリアクションが会場を盛り上げてくれることも!

「挙式ではゆっくり見守って、披露宴では一緒に盛り上がってね!」

くらいに伝えておくと、日本と韓国の両方の雰囲気を楽しんでもらえると思います。



④ ご祝儀は同じようで、実はかなり違います


日本にも韓国にも、ご祝儀を贈る文化があります。


でも、その渡し方には大きな違いがあります。


韓国では比較的シンプルな白い封筒にお祝い金を入れて受付で渡すことも一般的です。

受付に白い封筒とペンがおかれている場所も多いほど、封筒に特別なマナーはございません。


一方、日本では「ご祝儀袋」を使用し水引や表書きなどにも結婚のお祝いならではのマナーがあります。


韓国ゲストからすると、

「お祝い金を渡すだけなのに、こんなにきれいな袋が必要なんだ!」

と驚くポイントかもしれません。


特にご両親や親族には、日本のご祝儀の渡し方を事前に簡単に説明しておくと安心です。


場合によっては、新郎新婦側でご祝儀袋を準備しておくのも親切ですね。



⑤ 「開始時間」の感覚にも少し違いがあります


韓国の結婚式では、開始時間の少し前に到着し、新婦待機室で写真を撮ったり、親御様へご挨拶をしたりしてから挙式へ参加します。


一方、日本では、その前に受付があります。


さらにクロークへ荷物を預けたり、席次を確認したり、親族であれば親族紹介や集合写真が予定されていたりすることもあります。


そのため、

「挙式が12時だから、12時までに着けば大丈夫!」

では少し慌ただしくなってしまうことがあります。


韓国から来るご家族には、単に挙式開始時間だけを伝えるのではなく、

「○時までに会場へ来てください」

と、到着してほしい時間を具体的に伝えておくのがおすすめです。


実は「知らない」だけなんです


日韓結婚式では、

「韓国のゲストが日本のマナーを分かってくれるかな?」

と心配されることもあるかもしれません。


でも、その多くはマナーを守らないのではなく、

「日本ではそうすることを知らない」

だけなのだと思います。


反対に、日本人が韓国の結婚式へ参加したら、

「もう食事に行っていいの?」

「新婦と写真を撮るのは挙式前なの?」

「みんなもう帰っているけど大丈夫?」

と戸惑うことがあるでしょう。


お互いさまなんですよね。


だからこそ、結婚式の前にほんの少し文化を共有しておくことが、とても大切なのです。


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MCユンのひとこと


私は日韓結婚式の司会をしていて、文化の違いから生まれる光景をとても面白く感じています。


韓国ゲストの大きなリアクションで、日本のゲストまで笑顔になったり。

日本ならではの丁寧なおもてなしに、韓国のご家族が感動されたり。


最初は「違う」と感じていたものが、結婚式が進むにつれて、

「それも素敵だね」

に変わっていく。


それこそ、日韓結婚式ならではの魅力ではないでしょうか。



最後に


文化の違いは、知らなければ「困った!」になることがあります。


でも、知っていれば、

「韓国ではそうなんだ!」

「日本ではこうするんだね!」

と笑い合える思い出になります。


だから私は、日韓結婚式では言葉を訳すことと同じくらい、「なぜそうするのか」という文化を伝えることが大切だと考えています。


韓国のご家族には、日本の結婚式を安心して楽しんでもらう。

日本のご家族には、韓国らしいお祝いの文化を楽しんでもらう。

どちらか一方に合わせるのではなく、お互いの「違い」を知って、楽しめる結婚式にする。


それが、日韓カップルだからこそできる素敵な結婚式だと思います。


言葉をつなぐだけではなく、心までつながる結婚式を。

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