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日韓コラム Vol.16 韓国ゲストへ事前に伝えたい!日本の結婚式「ご祝儀」マナー

執筆者の写真: 日韓MC
日韓MC
8月10日
読了時間: 6分

更新日:9月2日

アンニョンハセヨ。

日韓バイリンガルMC、ユンです。


日本で日韓結婚式を挙げる際、韓国から来てくださるゲストへ、意外と忘れがちなのが「ご祝儀についての事前案内」です。


日本にも韓国にも、結婚するおふたりへお祝いのお金を贈る文化があります。

また、結婚式場の受付で名前を伝え、ご祝儀を渡すという基本的な流れも、よく似ています。


そのような点から「韓国にもご祝儀文化があるなら、特に説明しなくても大丈夫でしょう」

と思ってしまう方も!


ところが、お金を贈るという点は同じでも、その準備方法や渡し方には意外と大きな違いがあります。


韓国では当たり前の感覚で日本の結婚式へ参加すると、当日になって「え?どうしよう!」と困ってしまうことも。


今回は、日本へ来る韓国ゲストにぜひ事前に伝えていただきたい、日本のご祝儀文化についてご紹介します。




韓国では、受付に白い封筒とペンがあることも


韓国の結婚式場では、受付付近にご祝儀用の白い封筒とペンが用意されているところも多くあります。


その場で封筒に名前を書き、現金を入れて受付へ渡せばOK。


日本のような華やかな水引のご祝儀袋ではなく、シンプルな白い封筒を使用することも一般的です。


そのため、韓国のゲストの中には、

「ご祝儀の封筒は式場に行けばあるでしょう」

と思っている方がいらっしゃるかもしれません。


でも、日本では同じとは限りません。


日本の結婚式へ参加するときは、基本的にご祝儀袋を事前に準備して持参することを伝えておくと安心です。



韓国では「現金も式場で準備」ができる!


韓国では、多くのウェディングホールにATMが設置されていたり、すぐ利用できる場所にATMがあったりします。


そのため、

結婚式場に到着

→ ATMで現金を出金

→ 受付付近の封筒に入れる

→ ご祝儀として渡す

という方もいます(私のパターンですw)。


こちらは韓国で結婚式に参加した経験のある方にとっては、それほど珍しい光景ではありません。


以前のコラムでもご紹介したように、韓国では結婚式シーズンになると、一日に2〜3件の結婚式をはしごする方もいます。


たくさんの方の結婚式へ足を運ぶ文化だからこそ、会場でもご祝儀を準備できる環境が整っているのですね。


一方、日本では、

「結婚式場へ行ってから現金を用意すればいい」

とは考えない方が安心です。


会場内やすぐ近くにATMがあるとは限りませんし、当日に慌てて探すことになってしまいます。


韓国ゲストには、

「日本では、ご祝儀袋も現金も事前に準備して会場へ来てくださいね」

と一言伝えておきましょう。



日本では「ご祝儀袋」にも意味があります


日本のご祝儀文化で、韓国ゲストが驚くポイントの一つがご祝儀袋です。


日本では、結婚のお祝いにふさわしい水引の付いたご祝儀袋を使用します。


韓国の白い封筒を見慣れている方からすると、

「お祝いのお金を入れるために、こんなに華やかな封筒を用意するんだ!」

と感じるかもしれません。


でも、これも日本のおもてなし文化の一つ。


ご祝儀袋を選び、名前を書き、お祝いの気持ちを包んで持参するところまで含めて、相手への祝福を表しています。


日本での結婚式が初めての韓国ゲストには、実際のご祝儀袋の写真をLINEやカカオトークで送ってあげるのもおすすめです。


「こういうものを買えばいいんだ!」


と一目で分かります。



新郎新婦側でご祝儀袋を準備してあげるのもおすすめ


特に韓国から来日するご両親やご親族の場合、日本に到着してからご祝儀袋を探すのは少し大変かもしれません。


日本語が分からない方であれば、

「どれが結婚式用?」

「名前はどこに書けばいい?」

と迷ってしまうこともあります。


そんな場合は、新郎新婦側でご祝儀袋を数枚用意して、事前に韓国ゲストへ渡しておくのも一つの方法です。


また、ご両親や近いご親族であれば、ご祝儀をどうするのかを両家であらかじめ相談しておくと、さらに安心です。


「日本のマナーに合わせてもらう」ことだけを考えるのではなく、

韓国から来てくださるゲストが困らないように準備する。

これも日韓結婚式ならではのおもてなしだと思います。



「いくら包めばいい?」も事前に聞かれるかもしれません


そして、もう一つ出てくるのが、

「日本では、いくら包めばいいの?」

という質問です。


日本と韓国では、ご祝儀の相場や考え方も同じではありません。

さらに、友人、親族、職場関係など、新郎新婦との関係によっても考え方は変わります。


そのため、韓国の相場をそのまま日本円に換算するのではなく、日本の結婚式では一般的にどのように考えるのかを簡単に伝えてあげると親切です。


ただし、韓国から飛行機に乗り、宿泊し、時間を作って日本まで来てくださるゲストもいます。


ご祝儀については、「日本ではこうだから」と一方的に決めるのではなく、渡航費なども含めて新郎新婦やご両家で考えておくことをおすすめします。



韓国ゲストへ送る「事前案内」に入れておきましょう


日韓結婚式では、韓国ゲストへ結婚式の日時や会場だけを伝えるのではなく、簡単な「日本の結婚式ガイド」を作っておくととても便利です。


例えば、

* 日本ではご祝儀袋を事前に準備します

* 会場に封筒が用意されているとは限りません

* 現金も事前に準備しておくと安心です

* ご祝儀袋には自分の名前を書きます

* 分からない場合は新郎新婦へ事前に聞いてください


これくらいでも十分です。


ご祝儀だけでなく、服装、集合時間、挙式・披露宴の所要時間なども一緒に韓国語でまとめておけば、ゲストにとって心強い案内になります。


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MCユンのひとこと


韓国で生まれ育った私にとって、結婚式場に白い封筒が置かれていたり、ATMでご祝儀を準備したりする光景は、それほど特別なものではありません。


一方、日本の結婚式では、ご祝儀袋を事前に選び、丁寧に準備して持参します。


同じ「お祝いのお金」なのに、準備の仕方はこんなにも違います。

でも、どちらが正しいということではありません。


韓国には韓国のお祝いの仕方があり、日本には日本のお祝いの仕方があります。


大切なのは、日本へ来てくださる韓国ゲストが、文化の違いを知らないことで困ってしまわないこと。


新郎新婦から事前に一言伝えてあげるだけで、その不安はぐっと減らすことができます。



▶▶▶最後に


日韓結婚式では、こうした小さな文化の違いがたくさんあります。


日本人にとっては、

「ご祝儀袋を準備するのは当たり前。」


韓国人にとっては、

「式場に行けば封筒があるでしょう。」


どちらも、それぞれの国では自然な感覚です。


だからこそ、

「知っているはず」ではなく、「事前に伝えておく」。

これが、海外からゲストを迎える結婚式ではとても大切です。


せっかく韓国から日本まで、おふたりを祝福するために来てくださる大切なご家族やご友人。


当日はご祝儀やマナーのことで慌てることなく、日本の結婚式そのものを思いきり楽しんでもらいたいですね。


そんな小さな心遣いの積み重ねが、日韓結婚式の素敵なおもてなしにつながると思います。


言葉をつなぐだけではなく、心までつながる結婚式を。

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