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日韓コラム Vol.11 韓国では一般的ではない、日本ならではの演出~披露宴編~

執筆者の写真: 日韓MC
日韓MC
8月2日
読了時間: 5分

更新日:9月3日

アンニョンハセヨ。

日韓バイリンガルMC、ユンです。


日韓結婚式では、日本で初めて結婚式に参加される韓国のご家族やご友人も多くいらっしゃいます。


そんな皆様からよく聞くのが、

「この演出には、どんな意味があるんですか?」

というご質問です。


日本の結婚式には、一つひとつの演出に「感謝」や「家族への想い」が込められています。

意味を知って参加すると、その感動はさらに大きくなります。


今回は、韓国ではあまり見られない、日本ならではの結婚ご披露宴の演出をご紹介します。



プロフィール紹介

~ゲスト全員に、おふたりを知ってもらう時間~


披露宴のはじまりに、新郎新婦のプロフィールが紹介されることがあります。


お仕事や趣味、おふたりの出会い、好きなことなどを司会者が紹介し、ゲストの皆様におふたりの人柄を知っていただく時間です。


韓国の結婚式では、このように司会者がプロフィールを紹介する演出は一般的ではありません。


日本では、「今日集まってくださった皆様に、おふたりのことをもっと知っていただきたい」という想いが込められています。


韓国のご家族にとっても、お相手のことをより深く知ることができる、温かい時間になります。


乾杯のスピーチ

~「これからの人生に幸せがありますように」という願い~


日本では、ご上司や恩師、ご親族などが乾杯のご発声を担当されることが多くあります。


乾杯は、単に食事のスタートを知らせるものではありません。

おふたりの門出を祝い、

「これからの人生が幸せでありますように。」

という願いを込めて、皆様で祝福する大切なセレモニーです。


韓国では乾杯自体はありますが、日本のように乾杯の前に心のこもったスピーチを行う文化はあまり一般的ではありません。


そのため韓国のゲストは、

「こんなに丁寧にお祝いの言葉を贈るんですね。」

と感動されることがあります。



ファーストバイト・サンクスバイト

~これから一緒に幸せを分かち合うという約束~


ウェディングケーキの後に行われるファーストバイト。


新郎新婦がお互いにケーキを食べさせ合うこの演出には、

「これから先、うれしいことも楽しいことも、ふたりで分かち合っていこう」

という想いが込められています。


どちらか一方が支えるのではなく、お互いを思いやりながら、一緒に家庭を築いていく。

そんな、これからの夫婦のあり方を表す演出として親しまれています。


また、ご両親やお世話になった方へケーキを食べてもらうサンクスバイトには、

「これまでたくさんの愛情を注いでくれて、ありがとう」

という感謝の気持ちが込められています。


幼い頃、自分を育て、食事を用意してくれたご家族へ、今度は新郎新婦から感謝を返す時間。

笑顔があふれるだけでなく、ご家族とのつながりを感じられる、温かい演出です。



中座・エスコート

~「大切な人へ、ありがとう」を伝える時間~


お色直しのために退場する「中座」。


日本では、そのエスコート役をご兄弟や祖父母、ご友人などにお願いする演出が人気です。

サプライズが加わった演出では、突然名前を呼ばれたご家族が驚きながらも笑顔で前に出てくる姿が、とても温かい雰囲気になります。


この演出には、

「今まで支えてくれてありがとう。」

という感謝の気持ちが込められています。


特に、おじい様やおばあ様がエスコート役になると、会場全体が優しい空気に包まれることも少なくありません。



ご両親へのお手紙と花束・記念品の贈呈

~「ありがとう」を言葉にする、日本らしい文化~


披露宴の結びには、新婦からご両親へお手紙を読むことが多くあります。

照れくさくて普段は言えない感謝の気持ちを、人生の節目に伝える日本らしい文化です。


その後の花束や記念品の贈呈も、

「今日まで育ててくれてありがとう。」

という気持ちを形にして届ける、大切な時間です。


韓国のご家族にとっても、このシーンは特に印象深く、日本の結婚式ならではの温かさを感じる瞬間でもあります。


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MCユンのひとこと


韓国で生まれ育った私が、日本で初めて結婚式に参加したときに感じたことがあります。


それは、

「日本の結婚式は、感謝を伝える場なんだ。」

ということでした。


ご両親へ。

ご兄弟へ。

ご友人へ。

職場の皆様へ。

そして、今日集まってくださったすべてのゲストへ。


日本の結婚式には、「ありがとう」を伝える演出が、本当にたくさんあります。


だから私は、韓国のご家族にも、その一つひとつの意味を知っていただきたいと思っています。


意味が分かると、同じ演出でも、より深く心に残るものになるからです。


最後に

日本と韓国では、結婚式の進行や演出に違いがあります。

でも、その根底にある想いは同じです。


「大切な人へ感謝を伝えたい。」

その気持ちは、国が違っても変わりません。


だからこそ、日韓結婚式では演出の意味を少し伝えるだけで、日本の文化への理解が深まり、ご両家がより自然につながっていきます。


結婚式は、おふたりだけの一日ではなく、日本と韓国、二つの家族が新しい一歩を踏み出す特別な日。

その大切な一日が、皆様にとって心温まる思い出となることを願っています。


言葉をつなぐだけではなく、心までつながる結婚式を。

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