日韓コラム Vol.12 韓国ならではの結婚式文化 ~挙式編~

更新日:9月3日

アンニョンハセヨ。
日韓バイリンガルMC、ユンです。
前回のコラムでは、日本ならではの挙式演出をご紹介しました。
今回はその反対に、
「韓国の結婚式では、こんな演出があるんです!」
という韓国ならではの挙式文化をご紹介したいと思います。
日本の結婚式とは少し違いますが、どの演出にも韓国らしい温かさや、お祝いの文化が詰まっています。
화촉점화(華燭点火)
~「新しい家庭に明かりを灯す」韓国ならではの儀式~
韓国の結婚式で最初に行われることが多いのが、화촉점화(ファチョクチョムファ/華燭点火)です。
新郎新婦が入場する前に、ご両家のお母様が入場され、それぞれ赤色と青色のキャンドルに火を灯します。
赤は新婦。
青は新郎。
二つの灯火には、
「これから二人が新しい家庭を築き、その未来を明るく照らしますように。」
という願いが込められています。
日本ではあまり見かけない演出ですが、韓国ではとても大切にされている伝統の一つです。
韓国の挙式は「お祝いのステージ」
日本の挙式は厳かな雰囲気で進みますが、
韓国の挙式は、「皆で楽しく祝福するステージ」という雰囲気があります。
その代表的な演出が、축가(チュッカ/祝歌)です。
祝歌は韓国結婚式の定番!
韓国では、新郎新婦のご友人が歌を披露することがとても一般的です。
歌のジャンルもさまざまで、
バラード、K-POP、ミュージカルソングなど、
会場全体がライブ会場のように盛り上がることもあります。
日本では披露宴で余興を行うことが多いですが、
韓国では挙式そのものが、お祝いのステージになるのです。
最近では、歌だけではありません。
新郎新婦自身がダンスを披露したり、
ご友人と一緒にパフォーマンスを行ったりする結婚式も増えています。
まるでコンサートを見ているような演出に、会場全体が笑顔と拍手に包まれます。
また、有名な歌手やミュージカル俳優を招いて祝歌を披露してもらうケースもあります。
「人生で一番のお祝いの日だからこそ、ゲストにも楽しんでもらいたい。」
という想いから、このような演出が行われることがあります。
挙式時間は約30分
韓国の挙式は比較的コンパクトです。
日本では挙式と披露宴を合わせて半日近く過ごすこともありますが、
韓国では、挙式を約30分で行い、その後すぐ披露宴会場やビュッフェへ移動するケースが一般的です。
短い時間だからこそ、進行もテンポよく進みます。
その分、祝歌や演出がとても印象に残る構成になっています。
ご両親へのご挨拶も大切な時間
挙式の最後には、新郎新婦が両家のご両親へご挨拶をする時間があります。
深くお辞儀をし、今日まで育ててくれた感謝を伝えます。
その後、ゲストの皆様にも一礼をして挙式が結びとなります。
日本のようなお手紙や花束贈呈は一般的ではありませんが、
韓国らしい「礼」を大切にする文化が感じられる瞬間です。
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MCユンのひとこと
韓国で生まれ育った私にとって、祝歌が流れ、会場中が手拍子で盛り上がる結婚式は、とても懐かしい光景です。
一方、日本で婚礼司会を始めてからは、静かな感動や、ご家族への感謝を大切にする日本の結婚式にも魅力を感じるようになりました。
韓国には韓国の温かさがあり、日本には日本の温かさがあります。
だからこそ日韓結婚式では、韓国らしい華やかさと、日本らしい丁寧なおもてなし。
その両方を自然に取り入れることで、おふたりだけの特別な結婚式をつくることができます。
最後に
韓国の結婚式は、「たくさんの人と一緒に楽しく祝う文化」
日本の結婚式は、「一人ひとりへ感謝を伝える文化」
そんな違いがあるように私は感じています。
日韓結婚式だからこそ、二つの文化の素敵なところを取り入れること。
それが、ご両家にとっても忘れられない結婚式につながります。
日韓スタジオでは、韓国と日本、両方の婚礼文化を知る日韓バイリンガルMCとして、おふたりらしい結婚式づくりをお手伝いしています。
言葉をつなぐだけではなく、心までつながる結婚式を。



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